【審判の約束と習慣】#01 2021ルール変更

審判の約束と習慣



こんにちはグリです。2021年度のルール変更について、再度確認しましょう。

1.第5条 プレーヤー:怪我と介助

ゲーム中、審判の許可かなくベンチを出てコートに入ってしまうメンバーが多い為、改めてベンチの管理を含めて内容を修正し、ゲーム中のベンチ管理を明確にした。自チームのチームメンバーやチーム関係者からプレーヤーへ介助をした場合に関する対応を明確にするために文言を追加。

2.第15条 アクト・オブ・シューティング(ショットの動作中)のプレーヤー

ショットの動作(アクト・オブ・シューティング)を「通常のショット(ジャンプショットや止まった状態からのショット)」、「ひと続きの動作の中でのショット」として別々に定義。この新たな修正では、競技規則自体の変更はなく、判定に理解を明確にするための文言調整。

3.第33条 コンタクト(体の触れ合い):基本概念

ボールを持っているオフェンスのシリンダーを競技規則上に新たに定義することで、ディフェンスが無理にリーガルなオフェンスのシリンダーに入りコンタクトを起こすケースに関して判定をしやすくする。また、それによってゲームの中でおきる不必要なフェイクや、肘のコンタクトをコントロールすることを目的とする。

4.第35条 ダブルファウル

今回の変更により、同じカテゴリーのファウルがほとんど同時におきた場合には、それに伴うフリースローの数や処理にかかわらず、ダブルファウルとすることとなった。また、パーソナルファウルとアンスポーツマンライクファウルやディスクオリファイングファウルがほとんど同時に起きた場合では、カテゴリーの異なる2つのファウルのケースであるため相殺とならない。

5.第37条 アンスポーツマンライクファウル

アンスポーツマンライクファウルを判定する際の基準(37-1-1のボレット4つ目)のケースで、現行のルールではボールのコントロールがあることが「速攻」の条件として含まれている。そのため、客観的にみるとスティールなどから明らかに点数がとれると見える場合でも、アンスポーツライクファウルが宣せられることがないケースを、改めてアンスポーツライクファウルとして判断することを目的とする。

6.第48条 スコアラー、アシスタントスコアラー:任務/第49条 タイマー:任務

スコアラーは他のテーブルオフィシャルズよりも比較的多くの任務を担っているため、今回の変更ではスコアラーの任務を減らすことを目的とし、プレーヤーのファウルもしくはチームファウルの表示の手順をタイマーが行うものとする。この変更については、日本国内においては従来通り各業務を行うこととする。

7.付録B-スコアシート

ヘッドコーチ、ファーストアシスタントコーチ、交代要員、5個のファウルを宣せられたプレーヤー、チーム関係者に対して、通常のテクニカルファウル/ディスクォリファイングファウル、もしくは暴力行為の際にチームベンチエリアを離れることなどに関する失格・退場が宣せられたとき、スコアシートにどのよう記録するかを明確化。

8.F-インスタントリプレーシステム(IRS)

現行の競技規則46-12「クルーチーフ:任務と権限-IRSの使用」は内容が複雑になってきているため、新たに付録Fにこの部分を移動した。

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