【審判の約束と習慣】#30 EOQ/EOGの重要性

審判の約束と習慣



EOQ(End of Quatre)/EOG(End of Game)の重要性

一つのゲームには必ず4回のEOQ、1回のEOGが起きます。EOQの後にはインターバルが入るため、その終わり方はチーム、プレーヤー、観客の印象に強く残ります。
特に、ゲーム最終局面(EOG)での判定はそのゲームを決定付けるものになりますので、的確なポジションから正しい判定を下せるように準備と決断が重要となります。
EOQではボールをコントロールしているチームはショットを狙うことが多くなりますが、そこで明らかなファウルの見逃しが起きた場合、インターバル中のチームとコミュニケーションが難しくなることがあります。
さらに、同点で迎えたEOGにおいて、同様に明らかなシュートファウルがコールされなければ、ゲームの勝敗にも多大な影響があり、審判に注目が集まることも考えられます。

EOQ/EOGでは特に以下の点に気をつけましょう。
必ずショットを狙ってくることを念頭に、ファウルの有無、得点を認めるべきかの確認
・時計のプライマリはどの審判であるかの確認(2POでは基本的にトレイル・3POではオポジット)
・時計のプライマリ以外の審判であっても、「意見を持ち・アシストできる準備」を怠らないこと
・ショットに対するコンタクトへの責任を見極め(クオーターの終了直前であっても「ファウルはファウル」

クルーとして、時計が「0:00になるまで試合は絶対に終わらない」、ときにはことを改めて意識し、何がおきても「判断した(コールであれ、ノーコールであれ)」と言い切れることを念頭に、EOQとEOGに取り組んでいきましょう。

EOQ/EOGは、非常に重要です。最後をいかに終わらせるかでそのゲームの審判の良し悪しが決まる場合もあります。せっかく最後まで頑張ってきても台無しにしてしまう場合もあります。改めて意識してコートに立ちたいと思います。

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