【審判の約束と習慣】#14 メカニクス(3POメカニクスその2)

審判の約束と習慣



3POメカニクス

ローテーション

基本的な考え方
・ボールサイド(ストロングサイド)に審判を2人置くことで、ボール周辺のプレーを手厚く見る
・リードがローテンションの主体となってスタートの判断を行う
・ローテーション中もレフェリングを継続し、大きなインパクトに対しては笛を入れる

トレイルオフィシャル
・ボールがセンターオフィシャルサイドに移動し、センターオフィシャルがチェックインしたのを確認して、視野をボールからペイント内に移す。(チェックアウト)
・リードのローテーションの開始を確認したら、ニューセンターとしてペイントに視野を当てながら移動する。(Pick the paint)

リードオフィシャル
・ボールがミッドレーンの中に位置しているときは、ローテーションの予備動作として「クローズダウン」でスティする。
・ボールがセンターラインを越えて、センターサイドで止まる(ポーズ)したら、ローテーションを開始。
・ローテーション中は走らずに歩きながら、ペイント内や次にアクティブになるマッチアップに視野を当てる(Scan the paint)
・逆サイドに到着したら、体の向きをリングに向けて「フィニッシュ」する。
・ローテーション中にドライブやショットが起きて、両足がセンターラインを越えていなければ「バックペダル」をして元の位置に戻る。
・ショットクロックが残り5秒未満となったら、ショットが行われる可能性が高いので、ローテーションは開始しない。

センターオフィシャル
・リードオフィシャルのローテーションが「フィニッシュ」するまでポストプレーを見る。
・ボールがミッドラインを越えてセンターオフィシャルのエリアに入ってきたときには、プライマリとして判定を行う。(チェックイン)

トランジションとプレスディフェンスへの対応

基本的な考え方
・トランジション中、プレスディフェンスが起きたらトレイルオフィシャルだけでなく、センターオフィシャルもバックコートに残る
・特に2ペア以上のディフェンスプレーヤーがフロントコートにいる場合は、センターオフィシャルはバックコート

トレイルオフィシャル
・ボール周辺のプレーを確認するため、ボールより先行しないよう後方からプレーを確認する。
・ボールがウイークサイドに展開された際にもセンターオフィシャルがチェックインするまで、ボール周辺のぷれーを確認する。

センターオフィシャル
・ショットやターンオーバーが起きたときにもすぐに走り出さず、コート内に視野を残しプレーヤーの状況を把握する。
・バックコートでディフェンスがプレシャーをかけているときは、センターライン付近でバックパスや8秒をプライマリとして判定する。
・フロントコートにボールが進んだあとも、センターサイドのコフィンコーナーなどで起こるトラップに対してポジションを取る。

リードオフィシャル
・トランジションが起きたらクロックやボールの位置を把握しながら、エンドラインまで4秒を目安に入る。
・ディフェンスがプレッシャーをかけている場合、状況によってはエンドラインに入らず、フリースローラインの延長線上にポジションを取ることも可能。

3POの割当をいただいた時に困らないよう、準備しておきましょう。

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