【審判の約束と習慣】#05 メカニクス(2POメカニクス・プライマリエリア)

審判の約束と習慣



こんにちはグリです。

今回もバスケットの審判について勉強していきたいと思います。
今回は「2POメカニクス・プライマリエリア」です。

審判の技術のうちで最も重要なものの1つ、メカニクスです。
バスケットボールの審判は、はじめての相手とクルーを組むことがあります。

正しくインプットして、約束と習慣を身につけ、技量向上に取り組みましょう。

2POメカニクス

バスケットボールの審判方法には、スリーパーソンオフィシエーティング(3PO/スリーピーオー)ツーパーソンオフィシエーティング(2PO/ツーピーオー)があります。

3PO

3POは、トレイルオフィシャル、センターオフィシャル、リードオフィシャルという呼び方で、3人の審判がコート内を分担・カバーして判定をしていきます。
3人いることで機能的なレフェリングが可能であり、走らなくてもプレーに間に合う余裕をもったレフェリング可能です。それぞれの審判が各プレーに対応する決められたメカニクスや約束事をしっかりと理解し実行することでその機能が発揮されます。

2PO

2POは、トレイルオフィシャルと、リードオフィシャルという呼び方で、2人の審判が対応し判定していきます。
2人の協力でコート上の広い範囲に絶えず目を配り、様々なプレーに対応しなければいけません。走らないとプレーに間に合わないことがあり、プレーの予測を行いながらプレーに対して足を運んでレフェリングを行うことが求められます。

そのため、プレゲームカンファレンス(ゲーム前の審判の打合せ)では、特にメカニクスとして明確化されていない部分の確認を重点的に行い、共通理解をもってゲームに臨みます。

近年は、トップリーグをはじめ、3POで対応する大会も増えてきましたが、国内の多くのゲームで採用されているツーパーソンオフィシエーティング(2PO/ツーピーオー)のメカニクスについて確認しましょう。

プライマリエリア

両審判はコート上の10人のプレーヤーがどこにいるかを常に把握するために、コート上の広い範囲に絶えず目を配る努力が必要です。
トレイルオフィシャルとリードオフィシャルは、コート上の10人のプレーヤーがどこにいるかを常に把握しておく必要があります。
これを「ボクシングイン」といいます。

両審判は、それぞれのプライマリエリアで正確な判定を適切に下すことができるように、プレーを判定するのに最もよいポジションを探し続けていきます。

B級重点項目(メカニクス)

2POにおけるプレスディフェンスでの役割分担

2POにおけるプレスディフェンスが起きた場合は、プレーヤー同士の距離が縮まり、ファウルやバイオレーションが起きやすくなるため、綿密な連携が必要です。
リードオフィシャルはすぐにエンドラインに入るのではなく、トレイルオフィシャルに協力ができるよう、ボールがセンターラインを越えてフロントコートに進められることが明らかになるまで、サイドライン近くにとどまりましょう。
トレイルオフィシャルは、ボールを追随しながら、原則ミッドレーンの右側を越えずに、アクティブなマッチアップを捉えましょう。
特にバックコートやアウトバンズのバイオレーションが起きたときには、両審判の綿密な連携が必要です。プレゲームカンファレンスでは、プレスディフェンスへの対応方法について、入念に確認を行いましょう。

危険な場所を察知し、事前に足を運び、良い位置で判定する。
危ないにおいを感じたいですね

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