【審判の約束と習慣】#28 C・D・E級重点項目

審判の約束と習慣



C・D級重点項目(プレーコーリング)

スクリーンプレーの理解

バスケットボールにおける「スクリーンプレー」とは、バスケットボールの基本戦術の一つとして、チームで連携してノーマークのプレーヤーを作るプレーとして非常に有効なものです。

ボールマンに対してスクリーンをかけるオンボールスクリーンは、最も基本的なスクリーンの形です。そこから発展して、「ピック・アンド・ロール」などのプレーにもつながります。

ボールのないところで行われるオフボールスクリーンには、大変多くのパターンがあります。

審判としてルールの理解は当然ですが、判定をしていくうえで、バスケットボール技術(スクリーン)の理解を深めることも、審判技術を向上させるために、大切な要素となります。

動きの速いバスケットボールのゲームの中では、審判の判断にゆだねられることが多いのも事実です。スクリーンを行う側、それを守る側、両方の視点で適切に判定することが求められます。

「スクリーンプレイの理解」を重点的に確認し取り組んで行きましょう。

E級重点項目(プレーコーリング)

イリーガルコンタクトの理解

バスケットボールは、コート上を10人のプレーヤーが動き回る特性から、コンタクト(体の触れ合い)なしにプレーが行われるということはありません。

審判がゲームをスムーズに進行していくためには、コンタクト(体の触れ合い)の責任を見極め、そのコンタクトがリーガル(正当)なのか、イリーガル(不当)なのかを理解し、判定することが必要です。

そこで「イリーガルコンタクトの理解」を重点的に確認し、取り組んで行きましょう。

(1)シリンダーの概念
・ディフェンスのプレーヤーとボールを持っていないオフェンスのプレーヤーのシリンダーの境界はどこまで?
・ボールを持っているオフェンスのプレーヤーのシリンダーの境界はどこまで?

(2)バーティカリティ(真上の空間の概念)
・まっすぐ上にジャンプして真上に上げたディフェンスプレーヤーの手にオフェンスプレーヤーがぶつかったら、どちらの責任??

(3)イリーガルな手・腕・肘の整理
・ボールを持っているプレーヤーに片手の肘が伸びた状態でディフェンスが触れ続けるのは??

(4)スクリーン:リーガル/イリーガル
・リーガル(正当な)スクリーンの条件は?

(5)リーガルガーディングポジション
・ディフェンスプレーヤーがリーガルガーディングポジションを占めたとみなす条件は?

「イリーガルコンタクトの理解」ができれば、審判技術も飛躍的に上達します。何度も何度もプレーを見て確認して判定していきましょう。

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