【頑張れ!バスケ審判】#17 ゲーム中に考えるべきこと

頑張れ!バスケ審判



こんにちはグリです。今回もバスケットの審判について勉強していきたいと思います。
今回はゲーム中に考えるべきことです。2013オフィシャルズマニュアルにある内容を中心に考えていきます。こちらも正しく意識して、技量向上に取り組みましょう。

1ゲームを通して審判が注意すべきこと

ゲームのスタート時は、判定基準を示すことが重要です。
この試合は、この基準で判定していきますと意思表示ができるよう頑張りましょう。

1.第1ピリオド
  • 早い段階からゲームのテンポを把握する。
  • そのうえで、このゲームの判定基準を早くプレーヤーやチームに知らせなければならない。
  • まず正しい判定をくだすことが重要であり、次にこのゲームでどのようなプレーが許されてどのようなプレーが許されないのかという判断基準を示すことが必要とされる。

審判もプレーヤーと同じで、いい入りができればよいのですが、人間ですので、入りが悪い場合もたくさんあります。そのような場合も慌てず、コツコツと正しい判定を積み重ねることを意識しましょう。
チームの特徴やプレーヤーの特徴を捉え、対策も想定しておきましょう。

2.第2ピリオド
  • 交代してあらたにプレーに加わるプレーヤーに注意をはらい、そのプレーヤーにも正しい判定基準を示すことによって、それまでにつくり上げたゲームの基準やゲームのテンポを壊さないようにする。

判定すべきプレーであっても、対応できなかったプレーが生じる場合もあると思います。着実に対応できるよう予測して判定していきましょう。常に予測です。

3.第3ピリオド
  • チームが戦術やゲームのスタイルを変えることが多く、ゲームもより激しくなって、ゲームの様相が変わってしまうことが考えられるので、ゲームのテンポを把握してゲームをよくコントロールしつづけるために、もう一度判定基準を明確に示していくことに努力しなければならない。

後半戦のスタートです。もう一度、判定基準を示していきましょう
今まで積み上げてきた判定を崩さず、集中して頑張りましょう。
判定の一貫性も重要です。コツコツ良い判定を積み上げましょう。

4.第4ピリオド
  • 交代も頻繁に行われることが多くなってくるので、第2ピリオドでの注意と同様に、交代してあらたにプレーに加わるプレーヤーにも正しい判定基準を示すことによって、ゲームの基準を壊さないようにする。普段あまりゲームに出場していないプレーヤーが出場してきたときは、審判は、そのようなプレーヤーのプレーには特に気を配っておくべきである。
  • 判定に一貫性をもたせることに注意を集中する。そのためには、ゲームの早い段階で示した判定基準をゲームの終わりまで同じように示しつづけていかなければならない。
  • 最後の2分間にフィールド・ゴールが成功したあとのタイム・アウトの請求や交代の申し出に注意する。特に、最後の2分間のタイム・アウトが終わったあとのスローインの位置に注意をはらう。

第4ピリオドがバスケットボールの一番面白い時間帯です。注意を払わなければならないことは、たくさんありますが、最後まで集中していきましょう。
ここまで、一貫性のある判定ができていれば問題ありませんが、コーチ、プレーヤーとかみ合わない場合でも最後まで、コツコツと信頼感を積み上げてい見ましょう。
特に、バスケットボールは、数秒で勝敗が変わるゲームです。オールタイマーはもちろんのこと24秒タイマーにも注意を払いながら、最後まで気を抜かず集中して頑張りましょう。

ゲーム中に早めに予測して対応すべきこと

ゲーム中に早めに予測して対応すべきこと
(1~3の項目については、ゲーム前にも話し合っておくべきである。)
  1. 当該対戦チーム間に何かトラブルを抱えていないか?
    (例:前回の対戦で遺恨を残しているなど)
  2. このゲームのもつ重要性は何か?
  3. それぞれのチームの攻撃と防御の基本となるスタイルは何か?
  4. マッチ・アップしているのはどのプレーヤーとどのプレーヤーの組合せか?
    そのマッチ・アップはいつからどのように行われているのか?
  5. このゲームにおいて、もっとも注目すべきマッチ・アップの組合せはどこか?
  6. 審判のレベルを確かめるために、戦術的にわざと反則すれすれのプレーをするようなプレーヤーはいないのか?
    そのようなプレーヤーがいた場合は、プレーヤーやチームにはどのように対処すればよいか?

色々と考えなければならないことは、たくさんあります。
審判はどのようなゲームであろうとも、つねにゲームを把握しコントロールしていなければなりません。ゲーム中に起こり得ることは予測できるよう気を配りましょう。

ゲーム参加者との会話

ゲーム参加者との会話
  1. ゲーム参加者との会話は、必要な場合にのみ、コーチあるいはプレーヤーに対してだけ行うべきである。
    その場合も、質問などに対する答えはなるべく手短かにすませる。
  2. プレーヤーに対しては、不当な行為を起こさせないような目的をもって話しかけるべきである。
    ただし、ボールを持っている攻撃側プレーヤーにマッチ・アップしている防御側プレーヤーへ話しかけてはならない。
    なぜなら、話しかけているときは、審判は笛を鳴らすことはできないし、プレーヤーもそのことをよく知っているからである。
  3. 審判がくだした判定について激昂している者に対しては、冷静になるための時間を与える必要がある。
    ・ある程度時間が経過してからも、あるいはその場で注意や警告を受けたにもかかわらず引きつづき不適切な言動が収まらない者に対しては、ためらうことなくテクニカル・ファウルを宣さなかればならない。
  4. コーチとプレーヤー以外のゲーム参加者、すなわちアシスタント・コーチや交代要員、チーム関係者などとは、むやみに会話をしてはならない。
    ・これらの人たちがむやみに審判に話しかけてくるときには、その場で注意や警告を与えることが適当である。
    ・注意や警告を受けたにもかかわらず引きつづきむやみに審判に話しかけてくる場合には、ためらうことなくテクニカル・ファウルを宣さなかればならない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました