コンタクト(体の触れ合い)④
アンスポーツマンライクファウル(UF)
アンスポーツマンライクファウルについては、下記1~5のクライテリアに該当した場合、ゲーム中全ての時間帯で(ゲームの終盤また得点差に関係なく)適用し、アクション(起きた現象)のみで判断します。
正当なバスケットボールのプレーと認められない、かつ、ボールに対するプレーでないと審判が判断したプレー
①ユニフォームを掴んで引っ張る行為はUFとする
②肘や足を過度に使うコンタクトは、相手プレーヤーに重大な損傷に繋がりかねない危険な行為であるためUFとする
特に、首から上、顔面・頭へ肘を使ったコンタクトは非常に危険であるためDQも判断基準とする
プレーヤーがボールにプレーしようと正当に努力していたとしても、過度に激しい触れ合い(エクセシブハードコンタクト)と審判が判断したプレー
①ボールにプレーしている場合でも過度な接触とみなされたファウル
②手・腕などによる首から上へのファウルは、その度合いと選手の身を守るため危険なファウルと判断した場合、故意でなくてもUFとする
③空中にいるオフェンスプレーヤーに対するディフェンスの危険なファウル
④笛が鳴ったあとや、ファウルの判定があったにも関わらず相手プレーヤーに続けてハードなコンタクトを起こすこと
⑤オフェンスのパンプ・フェイクなどで空中に飛んでしまった結果、いずれにせよファウルになると確信したあとで必要以上に相手プレーヤーを掴んだり、腕を振り下ろしたり、激しく叩いたりすること
オフェンスが進行する中で、その進行を妨げることを目的としたディフェンスのプレーヤーによる必要のない触れ合いと審判が判断したプレー
※このルールはオフェンスのプレーヤーがショットの動作に入るまで適用される
①ディフェンスしようとする努力せず、正当にプレーしていない不要な接触
(オフェンスがボールを進めることを止めることだけを目的とした不要なファウル)
②リーガルガーディングポジションから外れ、ボールに対してではないファウルをすること
③リーガルガーディングポジションから正当にディフェンスをした結果のイリーガルな触れ合いはノーマルファウル
相手チームのバスケットに向かって進行しているプレーヤーやボールとそのチームが攻めるバスケットの間に相手プレーヤーが全くいない状況で、進行しているプレーヤーの後ろあるいは横から起こすイリーガルなコンタクトと審判が判断したプレー(クリア・パス・シュチュエーション)
※このルールはオフェンスのプレーヤーがショットの動作に入るまで適用される
①「他のプレーヤーが全くいない状況」とは、速攻などでその後、得点をとることができると審判が判断した状況を指す
②パスミス・パスカット等があり、ボールのコントロールが変わっていない場合であっても、相手チームのバスケットに向かって進行しているプレーヤーがその後、明らかにそのボールをコントロールすることができる状況で、審判によって条件を満たしていると判断された場合、UFとする
③速攻でのレイアップ等で、AOSに対してのファウルはPFとする
④ラストのディフェンスがオフェンスの前にいる状況で、抜かれたあと、後ろからファウルをした場合はUFとする
第4クオーターもしくは各オーバータイム残り2分の間で、ボールをアウトオブバウンズからスローインをするときに、まだボールが審判もしくはスローインするプレーヤーの手にあるときに、コート上のディフェンスのプレーヤーが相手に起こした触れ合いと審判が判断したプレー(ラスト2ミニッツシュチュエーション:L2M)
①オフェンスプレーヤーには適用されない
アンスポーツマンライクファウルを取り上げるときは、どのクライテリアに該当するのか説明できるように確認しておきましょう。
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