【頑張れ!バスケ審判】#14 審判はコーチ、プレーヤーの敵なのか味方なのか。

頑張れ!バスケ審判



こんにちはグリです。

今回もバスケットの審判について勉強していきたいと思います。バスケットの審判を行っていると選手やコーチから色々なことを言われます。そのような状況でも審判は、ルールの基づきゲームを進めていかなくてはいかなくてはいけません。選手との関わり方について少し考えていきたいと思います。
(選手、コーチの反応は、審判の技術力向上にはありがたいアドバイスです。)

コーチ、プレーヤーは審判に何を求められているのか。

多くの試合を観戦していると、たまにですが、プレーヤーが審判の判定に詰め寄っている場面を見かけることがあります。この状況は、プレーヤーから審判が信頼されていない状況だといえます。

マニュアルにも『審判が機械的に違反を取り上げて罰則を適用していくだけでは、観客、コーチ、プレーヤに不満をもたらせるだけである。』とあります。

非常に難しいところだと思いますが、杓子定規にすべてについて判定し罰則を適用していくのではなく、どのようにゲームを運営していくことが良いのか、コーチ、プレーヤーが何を求めているのかを感じ取れるように実践を積み重ねていかなければなりません。

要するに、取り上げるべきファールなのか、継続させるべきプレーなのか瞬時に判断し、判定していかなければなりません。

ただし、このレベルまで到達することも大変です。
私もそうですが、取り上げなくてはいけないファールを
取りこぼさず、吹き続けられるレベルに到達するのも
大変な努力と経験が必要です。

審判とコーチ、プレーヤーは相互にリスペクトする。

当然ですが、審判はコーチ、プレーヤーの敵ではありません。

コーチ、プレーヤーも相手チームとナイスゲームをするのであって、審判と試合をしても仕方ありません。観客も審判と戦っているゲームでなく、素晴らしいプレーを見たいものです。

審判もゲームを円滑に運営していけるように一つひとつのプレーを自分の目で確かめ、ルールと照らし合わせ、場面による対応や工夫も必要となってきます。

ゲームの価値を向上させる努力も必要である。

また、審判には、コーチ、プレーヤーとのコミュニケーションをとおして相互にリスペクトし、ゲームの価値を向上させることが求められます。
そのため、審判には、ルール、マニュアルの理解のほか、知識、および身体的、精神的、技術的なことに加えてコミュニケーション能力も必要となります。簡単に言ってしまっていますが、非常に難しいですよね。

審判には、非常に大変な努力と能力が必要ですね。
ただ、より良いゲームを円滑に運営するためには、審判とコーチ、プレーヤーが相互にリスペクトして、良いパートナーとしてゲームを運営していく必要がありますね。

ひとつ、ひとつ、実践を積み重ね、人間的に成長していきましょう。

審判の判定力向上には、必要なもの。

あるトップレフリーの方から「選手、コーチ、ベンチに育てられ上達してきた」とお聞きしました。判定した後には、選手、コーチの反応を確認して、今の判定は必要だったのか。いらないのか。
常に追求されていたようです。


非常に勉強になる考え方だと思います。私たち審判は、選手のために頑張っているのです。
自分自身のためではありません。独りよがりにならないよう、選手、コーチの反応を確認して、選手にとって、より良い審判を目指していきましょう。
私もこの話を聞いて、選手の反応を確認して、更によい判定ができるよう頑張っていきたいとあらためて思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました